私たちは3年間、妊活と向き合ってきました。妊活中は、多くのストレスを抱えましたが、ストレスをうまく解消し、なんとか妊娠することにも成功しました。
ストレスの要因は様々です。
今回は、妊活ストレスについて詳しくお話ししていきます。
目次
妊活中はストレスがたまりやすくなるのは何故?
妊活中は非常にストレスが溜まりやすくなります。時間の制約、肉体的負担、人付き合い、などなど、要因は様々です。
まずは、私たちが実際に感じた妊活ストレスを具体的にご紹介していきます。
先が見えない不安
妊活は、『必ず妊娠する』という結果が約束されているわけではありません。
- 膨大な時間
- 多額の請求
- 肉体的疲労
いわば、妊活は「ゴールの見えないマラソン」なのです。
それ故に、いつ妊娠できるんだろう…という不安がストレスに変わります。
肉体的負担
妊活には、肉体的負担も多くかかります。
- 採血などの注射
- 不妊治療における薬投与
- 採卵の痛み
- クリニックでの長時間の待ち時間
- 連日のタイミング法
- 仕事と妊活の両立
こう見ると、女性側の負担がかなり大きいですが、男女関わらずどちらにも肉体的負担は現れてきます。それも、ストレスの要因の一つになります。
経済的負担
不妊治療では、高額医療費がかかってきてしまいます。不妊治療の内容の多くは、保険適用外となっているため、私たちにかかってくる金銭的負担はかなりおおきくなってしまうのです。
- クリニック1回でおおよそ¥3,000〜¥10,000
- 注射器や薬の投与 約¥20,000/1周期
- 人工授精、おおよそ¥15,000
- 体外受精1回、おおよそ¥400,000〜¥700,000
※おおよその概算です。詳細はクリニックによって異なります。
見ての通り、かなりの高額負担になっています。通常の病院だと、保険適応なので¥1,000〜¥3,000とかですよね。それに比べると、不妊治療にかかる金額はかなり大きく感じるはずです。
そして、結果的に経済的負担がストレスを与えてしまいます。
夫の無理解
妊活に非協力的な旦那はとても多いと思います。それ故に、『私は何のために頑張っているのだろうか』『わたし1人で取り組むべきことなのか』『旦那は妊活に興味を示さず、好き勝手に遊び過ごしてしまう』
妊活で孤独を感じ、それがストレスへと変わってしまいます。
妊活は夫婦揃って取り組むべきであり、お互いが妊活に対する理解を深めなければなりません。
周囲との付き合い方
自然妊娠した人や、母親世代の方たちにとっては『結婚=妊娠』とも考えがちです。
そのため、心無い言葉をかけられたりもしてしまいます。
などなど、友達や両親からこのような言葉をかけられた人も少なくはないはず。
妊活中は、それらの心無い言動が、ストレスへと変わっていってしまうのです。
周りの人の妊娠報告
結婚して妊活に取り組んでいるということは、周りでも出産している人が多いはずです。
もちろん、その人たちにとっては悪気はあるわけではありません。
仲の良い友達だったら、とうぜん妊娠報告はしますよね。
ですが、妊活中は妊娠報告を素直に祝福できない自分たちがいるのです。
- どうして私たちのところにはきてくれないんだろう…
- どうしてあそこの夫婦は簡単に妊娠できるんだろう…
- 素直に喜べない自分に対する嫌悪感
これらが、自然にストレスへと変わってしまうのも事実です。
仕事との両立
妊活と仕事の両立はとても大変です。特に不妊治療を始めた場合は、仕事をしていることがかなりの負担になってしまいます。
夜のタイミング法では、仕事の後に3日連続で行為に及んだりもします。疲れているのに、気持ちが乗らないセックス。とても苦痛ですよね。
そんな状態で、仕事と妊活の両立をするのはとても大変です。
ストレスがたまると妊娠しづらくなる?
ストレスは、妊活への悪影響があるのでしょうか。
答えは「YES」です。ストレスは、妊活に害を及ぼします。
具体的には、
- 女性ホルモンの乱れから月経周期が乱れる
- 排卵や整理が止まってしまう場合もある
- 卵巣機能の低下
- 太ってしまう可能性もある、血糖値が上がる
- 上記が乱れることにより、質の良い卵子が育たなくなる
など、ストレスが妊娠にた与える影響はかなり大きいとされています。
ストレスの解消法
妊活では、ストレスと上手に付き合っていくことも大切です。
ですが、ストレスをゼロにするということは正直無理な話です。
では、どうすれば良いのか?
答えは簡単で、ストレスと上手に付き合い、過剰なまでのストレスをためない工夫を心がけることです。
妊活の知識しっかりと知識をつける
妊活をしているのに、妊活に対する知識が薄いのは、非常に良くないです。
無知の状態で行動しても、「何をやっているのか」「何をすれば良いのか」わからず不安になるだけです。
- 自分が、なぜ妊活をしているのか
- 今は”どういうこと”に取り組んでいるのか
- 何をすべきなのか
妊活といっても、内容はとても幅広いです。避妊、タイミング法、不妊治療、などなど。人それぞれ、取り組んでいる内容が異なります。
だからこそ、妊活に対する知識をしっかりと深めるべきです。理解が深まれば、『何をすれば良いのか』『何をやっているのかわからない』という、「不安=ストレス」が自然と和らぐはずです。
問題を1つ1つクリアにしていく
妊活の知識をつけたら、1つ1つ問題をクリアにしていきましょう。
妊活のゴールは『子供を産むこと』ですが、ここばかりを目標にしていては、失敗を経験した時に、極度にストレスを感じやすくなります。
なので、段階を踏んで目標を設定してみましょう。それらを、1つ1つクリアしていくことで、ストレスを上手に逃がすことができます。
- 栄養吸収の妨げになる『ピロリ菌』の検査をする
- 食事療法で体内鉄分量を増やす
- 卵管水腫の手術をする
上記は、一部ですがこんな感じです。今、自分たちに課せられている問題を、1つずつクリアしていくことで『私たち妊娠に近づいている!』と思えるようになります。
リフレッシュする
妊活のことばかりを考えていては、ストレスも上手に逃せません。気分転換をすることで、気持ちがリフレッシュできます。
リフレッシュといっても様々な方法があります。例えば、
- 映画をみる
- 旅行に行く
- マッサージに行く
- アロマの香りでリフレッシュする
などなど。ご自身に合った方法でリフレッシュしてみてください。
きっと妊活に対しての気持ちが和らぐはずです。
旦那ができること
ここからは、旦那様に是非とも実践していただきたい内容です。
妊活ストレスを、多く抱えてしまうのは女性側です。旦那には、しっかりとサポートしてもらう必要があります。
話を聞く
一番の理解者は、旦那様です。奥様は辛い治療などに日々耐えています。だからこそ、話を聞いて寄り添ってあげなければなりません。
時には、愚痴を聞いてあげることも大切です。
ここでの注意点はただ一つ。「うんうん、そうだね」と共感をしてあげることです。
リラックスできる環境を用意する
ずっと家だったり、いつも同じ環境では、ストレスもなかなか和らぎません。
そんな奥さんの気分転換をさせてあげたいですよね。
- ドライブで遠出
- 電車にのってプチ旅行
- 温泉などの旅行に行く
- 動物園や遊園地に遊びに行く
などなど、たくさんできることはあります。
お付き合い当初の頃の、デートを思い出して、いろんな場所に連れて行ってあげてみましょう。絶対に奥様は喜んでくれるはずです。
家事を和らげる
男性は仕事、女性は家事、自然とそんな分担になっていますよね。ですが、そんな決まりは元々ありません。本来ならば、家事は2人で協力しあうものです。
仕事で疲れるのはわかります。
たまにで良いです。家事を少しだけ手伝ってみてください。
まずは、土日から手伝ってみてはいかがですか?
- 食器洗い
- 洗濯
- 掃除
どれでもいいです。家事での負担を、少しでも和らげてあげれるよう、積極的に鳥くんdねみましょう。奥様は、きっと喜ぶはずです。
一緒に頑張ろう
妊活は、2人で取り組むべきものです。奥さんに任せっきりでは、上手くいくものも上手くいかなくなります。
楽しいことも、嬉しいことも、辛いことも、悲しいことも、大変なことも、夫婦で分け合いましょう。
妊活は、しっかりと2人で歩幅を合わせて進めるべきです。
そうすれば、自然とストレスも軽減されるはずです。